3年前に石垣島に行ったとき、郷土玩具屋で見つけた小さなシーサーが玄関に飾ってある。

眺めているうちに真似してみたくなって2体の虎(猫かな?)を作った。

私は何もないところから作ることはできない。いつも自分以外の助けが必要である。すでにあるものをくっつけたり混ぜたり離したりして作る。そうしているうちに私のオリジナルというものにでくわすこともある。  そんな時、作る喜びが胸に広がる。

ほんとうのオリジナルは天地を創造された方のみが可能なことであろう。旧約聖書の伝道者の書に「日の下に新しいものは一つもない」とある。何もないところから何かを創ることは人間にはできないということだ。人間はこの世で出会うさまざま助けを受けて作るのだ。

この2体の動物のタイトルは「独り住まい」とした。作る喜びがあふれた。